おはようございます、薫です。
前回までビジネスを開始してある程度まで大きくするまで(大きくしてからもですが)、一人で3人の人格が必要というお話をしてきました。
そして、この3つの人格はまったく違うものなので一人で使い分けるのはなかなか大変ではあります。
でも、どれも不可欠なのでその時々で使い分けていきたいですね。
今日は、3人目の人格「職人」さんです。笑
その呼び名の通り、何かに長けている人が職人さんですよね?
私の場合であれば通訳や翻訳であり、パン屋さんの多くは、パンを焼くこと。セラピストさんは、セラピーをすること。という感じであります。
この中には個人で診療所を経営されているお医者さんも入ります。
そして、世間で独立してスモールビジネスを始める方々のほぼほぼみんながこの「職人」として、手に職をつけて自信があるので独立されるのです。
このような背景から考えても、多くの人にかけていて学んでいかなければいけないのは、起業家マインドとマネージャーマインドです。
職人さんは自分の仕事に誇りを持って行っていますから、マネージャーが来て管理されると、けむたがります。マネージャーさんからしても職人さんは、管理するには難しい対象と移ることが多いですね。
そして、起業家がいなければ、仕事がなかなか入ってこないこと、業界での生き残りが難しいことは、職人さんもマネージャーさんもわかってはいますが、突拍子もないアイディアや契約を持ってきたりすることもあるので、二人からすると起業家はちょっと問題児的な存在になるのです。
とはいえ、この3人のバランスがうまく取れていないと、ビジネスはうまく回っていかないので要注意です。
私の例ですが、通訳派遣・翻訳会社を経営している身としては、仕事を取ってくる必要がまずあります。これは、まぁ、大きなプロジェクトを取ってくるのが一番ですね。
マネジャーは、やはり一番嫌われる仕事でして、契約している通訳さんの仕事をチェックし、資格をとってさらに報酬額を増やせる可能性がある方には、そこをプッシュしたりしますので、さんざん嫌われます。
そして、自分が職人として通訳をするときには、常にベストな状態で仕事をするように心がけます。同じような企業さんでお仕事させていただくのですが、その会社ごとにもちろん微妙にボキャブラリーが違ったりします。
その際には、郷に入れば郷に従え。で、お客様要求に従います。私は通訳としては全然プライドが高くないので、こういうことは抵抗なく受け入れて自分を変えていきます。プライドが高いのがプロではなく、お客様のニーズに応えることこそプロだと思っているので。
と、普段外から見えづらい通訳業界のお話だったので、良い例になっているかはわかりませんが、参考になると嬉しく思います。
今日もありがとうございました。
Photo by Roman Krafton Unsplash
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