おはようございます、薫です。
今日はビジネスをするときにミッションを持ってやる大切さをお伝えしたく思います。
私はもともと小さい頃から、不動産と外国語、歌とダンスが大好きなおちびでした。
そんな夢を大人になってから最初の2つを叶えたわけですが、外国語は本当は古代遺跡が大好きなところから、考古学者になってメキシコで遺跡発掘する!と決意して実は始めたのです。それを夢に留学をしようとまで思っていたのですが、数学が必要と聞いた途端に諦めました。笑
数字が、足し算もろくにできないほど苦手なもので。。。。(それがなぜビジネスできるか?と疑問に思うと思うのですが、感覚と計算機があればなんとかなるんです。計算できなくても、「大丈夫な感じ」と「失敗する感じ」だけです。笑)
そこで今度は、外国語を惚れたメキシコに役立てよう!と決めて取り掛かることにしました。そしてたどり着いたのが自動車業界の現場通訳です。
自動車業界で、工場の中に入ってみると外からは全く見えない世界がそこには広がっています。
堂々とスペイン語できます!とは言ってみるものの、工場の作業者は、誤解なく聞いていただきたいのですが、就労条件は読み書きができることなので、そのほとんどが低学歴(小学校や中学校卒業)で、キレイな言葉などは使ってくれません。
しかも男社会。通訳が女性とは言っても、会話は「男言葉」です。それに、地方出身者のより集めなので訛りはボロ出しというかんじです。
でも、そういう方達って、心がキレイな人が多いです。自分が尊敬できると思った人についていきたいと思ってくれるのです。
日本人の駐在員の中でも、自分の出世ではなく、本当に現地の発展へ貢献することを望んで仕事をする方たちがいらっしゃいます。私は、この時そういう方に運良く当たりました。
私は通訳のミッションは、「想いをしっかりとそのまま伝えること」と思っています。心が通じ合う通訳をする。なかなか難しいです。自分の心にないことも時には言わなくてはいけませんので。
先週、そこで一緒に仕事をした人から6年ぶりぐらいに連絡が来ました。フェイスブックさまさまです。当時、中卒だった彼は、他の人とは違う真面目さがあり、将来を有望視されていました。
私がそこを辞めるときに、「初めて女性とまともに仕事ができた。女性に対する見る目が変わったよ、ありがとう」と言ってもらえました。これも嬉しかったのですが、当時は中卒だったのに今は大学を卒業して、その会社の管理職についていると連絡してくれたのです。
さらに、「あの時は、あなたのおかげで担当の日本人から本当にたくさん学べた」と言ってもらえたのです。
一人の通訳が、世の中を変えることはできませんが、誰か一人の人生を変えるきっかけとなれば、誰かの仕事の成功の一部を加担できれば。という思いは、通訳の駆け出しの頃から変わっていません。
このミッションは変わらずにずっと持ち続けています。これは私の通訳・翻訳者としてのミッションです。
ミッションを持つと、仕事の仕方も筋が通った真面目なものになります。自分の利益も大切ではあるものの、ミッションを達成するために人が大変と思うようなことでも、難なくこなせると思います。
そうして、6年経った今も思い出してもらえるのです。
同じようなことが15年前にお世話になって方からもお声をかけていただいてお仕事もらえたりもしています。ミッションを通してプロの仕事をするとずっと誰かに覚えていただけますよね。常にそうありたいです。
今回もありがとうございました。
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